2004年06月21日

ダゴン

Dagon
[神名]
 パレスチナ西部沿岸地方に住む非セム族の民、ペリシテ人の神。
 ヘブライ語のダグ(魚)とアオン(偶像)の合成語だという説が有力。
 古代、この神の存在は旧約聖書の時代には唯一絶対神ヤーウェを信仰する者たちにとって、布教を妨げる大きな敵の一つだった。
 漁業の神であったと同時に穀物の神でもあった(ダガンと呼ばれていた)

 旧約聖書の「士師記」16章23節には以下のように記されている。
 さて、ペリシテびとの君たちは、彼らの神ダゴンに大いなる犠牲をささげて祝をしようと、共に集まって言った、「われわれの神は、敵サムソンをわれわれの手にわたされた」。

 ラヴクラフトの作品「ダゴン」の中で、ほんの僅かに、この神の名が出てくるが、ラヴクラフト自身は、作品中に出てくる巨大な生物が、ペリシテ人の崇拝対象となったと想定していたらしい。

 ラヴクラフト作「ダゴン」には、その姿についての言及は殆ど無いが、作品の主人公が目撃した彫刻によると、

・水掻きの付いた手足
・分厚く、たるんだ唇
・突出する、どんよりとした眼
・全体として人間に似ている
姿をしているらしい。

 また、同じくラヴクラフトによる作品「インスマスを覆う影」の中で、ザドック老人が『父なるダゴン、母なるハイドラ』という呼び方をしている。

 後のクトゥルー神話作品には非常によく利用される神名で、様々な作品にその名前を見ることが出来る。

[参照作品]
ダゴン
インスマスを覆う影
魔界水滸伝
妖神グルメ
邪神ハンター

posted by りじちょー at 21:11| Comment(0) | TrackBack(2) | た行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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